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「子どもの歯はむし歯になっても永久歯に生え変わるから、ほうっておいても大丈夫!」なんて思っていませんか?
子どもの歯が健康か、正しい治療されているかは、永久歯の歯並びだけでなく、成長期の身体の発育にまで影響してきます。子どもの歯が痛みだしたり腫れたりした際、治療経過が悪いのが現状です。
子どもの歯は生え変わるものというのは間違いです。お子様の正常な成長発育のため、治療と同様に予防歯科も大切です。
小児の歯科治療の前に
(1)受診は午前中が良い
小児歯科でも、幼児の場合は、昼過ぎや夕方になると疲れて機嫌が悪くなることが多いので、体調の良い午前中に受診させましょう。
(2)嘘はつかない
なるべく嘘をついて連れてこないようにしてください。かえって嫌がる原因になります。その分、治療の後は、たくさん褒めてあげてください。
(3)身軽な服装で
幼児は歯科治療を嫌がって泣いたり暴れたりすることがあり、汗をかくこともあるので、治療中はTシャツなど身軽な服装でご来院ください。
(4)リラックスさせましょう
待合室では保護者の方が本を読んで聴かせるなど、治療前にできるだけリラックスさせるようにしてあげてください。
定期健診を受けましょう
定期的に健診を受けると、最初に受けた年齢が小さいほどむし歯になる確率が低いという説があります。
より早い時期から健診を受けることで、むし歯のリスクを減らせますので小さい時からの予防が大切です。
むし歯や歯周病の予防を十分にして、早くから歯を削ったり抜いたりするような治療を受けないで済むようにすることが大切です。ご家庭での歯磨き習慣などのケアはもちろんですが、半年に1度は歯科医院で歯科健診を受けさせましょう。そうすることによって痛む前に治療が終わり、咀嚼力を維持できると同時に、治療によって温存した乳歯が永久歯を正しい位置へと誘導してくれます。
【むし歯の予防法】
- 1.プラークコントロール
歯ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)などを使用して噛み合わせの溝や歯と歯茎の境目や歯と歯の間に付着したプラークを除去することが特に重要です。 - 2.フッ素やキシリトールの使用
フッ素は歯の表面を強くして歯を溶かす酸に対して抵抗力を付けます。また脱灰した歯の表層部分の再石灰化も促進させます。キシリトールはミュータンス菌の数を減少させて、歯を溶かす酸の生成を抑制する働きがあります。 - 3.食生活
栄養のバランスの取れた規則正しい食生活を心がけることが大切です。砂糖を多く含む食品(おやつ類やジュース等)は摂取回数やタイミングに気を付ける必要があります。 - 4.定期健診
むし歯は放置しておくと、良くなることはなく徐々に進行していきます。早期発見のため、また予防処置のために年2~3回は健診されることをご提案します。
子供の治療の進め方
受付で保険証の確認、カルテの作成を行います。
問診票などの用紙に記入していただきます。
問診票をもとに、気になること、詳しい症状をお聞きします。
X線写真の撮影
口腔内検査、必要に応じて、パノラマデジタルX線写真(全体のレントゲン写真)、デンタルX線写真(細かいレントゲン写真)を撮影します。 (※レントゲン写真については下記をご確認ください。)
レントゲン写真は細部を確認、診断するために不可欠です。できるだけ撮影させていただいております。(子供の場合は全体のX線写真は必要なケースを除きほとんど撮影いたしません。)
~レントゲン写真について~
細かいレントゲン写真で0.01msv(ミリシーベルト)です。脳外科用頸部CTが2.0msv、東京-ニューヨーク間の往復航空旅行での被ばく量が 0.19msvとなっており、全体のX線写真の100回分が日本の年間の自然放射線量(2.1msv)と同等であることから歯科用のレントゲン写真の放射線量は比較的少ないと考えられます。心配なさらないでください。
治療方法の説明
診断後お口の中の状態、治療方法などをご説明させていただきます。
治療開始
まず特に気になる箇所、治療を希望される部位から治療を開始します。
幼児や治療に慣れていないお子様には最初は歯磨きから開始したり器具を見せたり触ったり鏡でお口の中を確認したりしながら少しずつ慣れていただきます。
低年齢児の治療の際は保護者の方に付き添っていただくケースが多いです。
2回め以降
状況により前回行った練習を継続し、可能であれば本格的な治療を開始します。
鏡を見せながらの治療は確認することで不安を減らして治療を受けることができるため順調に進むケースも多くあります。
患者様の希望や症状に応じて順次治療を進めてまいります。
当院は説明用ツールや模型、サンプルを用いて分かりやすさを意識し、ご説明いたします。
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